わきの田薬局スタッフです。
毎日テレビやネットは新型コロナのニュースでいっぱい。
トイレットペーパーが不足するというデマで9割の人はデマとわかっていても買いに走り、
全国のスーパーやドラッグストアからトイレットペーパーが姿を消したのは、
慢性的なマスクや消毒剤の不足からくる「希少性の原理」*が働いているのでしょうか。
SNSでは、落ち着いて考えたら間違っていると分かるような
「コロナに効果がある」という怪しい健康情報があふれています。
こんなときこそ
落ち着いて相談できる場所、
そんな薬局でありたいと思います。
薬剤師の皆さんは、こういう緊急時でも落ち着いて対応できるよう、
日々信頼できる情報を入手したり、正しい判断ができる知識を得る努力を続けましょう。
また、イタリアやフランスなど外出禁止令がでましたが、
その中でも食料品店と薬局だけは人々の生活に不可欠として営業を続けているということです。
時として、
薬局なんて…薬剤師って…と軽んじられる場面に悔しい!でも力不足だ!と感じることもありました。
でも、私たち薬剤師は生活に不可欠な存在。
胸を張って自分たちの健康に留意しつつ、各地域で役目を果たせるよう頑張りたいです。
まだまだ先の見えない状態です。
ちょっと自粛疲れでかえって大流行の可能性もあるともいわれています。
宮澤賢治の有名な詩「雨ニモマケズ」のように、
慢心せず落ち着いて、この難局を乗り越えていきたい、
そう願っています。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシズカニワラッテイル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負イ
南ニ死ニソウナ人アレバ
行ッテコワガラナクテモイイトイイ
北ニケンカヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイイ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
ソウイウモノニ
ワタシハナリタイ
「雨ニモマケズ」宮澤賢治より
*「影響力の武器」ロバート・B・チャルディーニ著より
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