子どものころは身体があまり丈夫ではなく、よく病院にかかったり薬を飲んでいたため、医薬品について漠然と興味がありました。
理系の教科が得意だったこともあり、中学・高校と進学するにつれて「薬学部」の存在を知り、薬剤師を目指すことになりました。
実家の近くにホウライの薬局があり、薬学部生であることの縁から会社に声をかけていただきました。生まれ育った地元という縁もあり、そのままホウライ入社を決意しました。
就職してすぐは緊張からか、同じ業務量でも疲労を感じることがあったので、実家から近くの薬局に通勤できたのは助かりましたね。
これまでの経験で特に大変だったことは、グループホームの入居者の方々のお薬の管理業務の導入です。
施設の方との打ち合わせ、カセットへのセットの仕方や調剤方法のルール決め、スタッフの作業分担、マニュアル作成、居宅療養管理指導の契約など…。
業務導入までにやるべきことが沢山ありましたが、うまく軌道にのり、施設の看護師さんやスタッフの方々がお薬の管理以外の業務に注力できるようにお手伝いできたと思うと、一層のやりがいを感じます。
薬局薬剤師の業務内容は、ここ数年の間でかなり変化していると実感しています。
私が新人だったころは、患者さまのお宅や施設への訪問がこれほど増えるとは思いもしませんでした。
また、調剤の機械化がここまで進むとも予想していませんでした。「モノから人へ」という時代の流れをひしひしと感じますね。
日頃は忙しいですが、まとまった夏季休暇を取れるところがホウライの魅力です。
最大6.5日連続して取れるので、ここ数年は毎年、海外旅行にでかけています。現地の薬局をみたり医薬品を購入してみるのも面白いです。
私は薬剤師の仕事が好きですが、ず~っと気合を入れ続けることは苦手なので、休暇でうまく気持ちをリセットして、来年も頑張ろう!と気分を高めています。
店舗の垣根をこえて、仲の良いスタッフと温泉旅行に行くこともありますよ!
自分で理想像を作っても「時代が求める薬剤師」がそこに合致していなければ、皆さんのお役に立っているとは言えないかなと考えています。
「自分はこれをやりたい」「この業務は苦手だから嫌だ」とならないように、その時々で必要とされている薬剤師像をきちんと理解して、順応することができる”しなやかな人間”でありたいと思います。
もちろん、薬剤師としての高度な医療知識が備わっていることは必須条件ですので、日々の研鑽にも努めていきたいです。