
上越直江津地区にある「岩野屋」さんは、笹団子を買うならココ!と言われるほどの老舗和菓子店。
直江津地区は、うみがたり水族館や国内最大級の無印良品がある人気のおでかけスポット。
そこで今日は、直江津観光のついでにおすすめしたい「岩野屋菓子舗」さんをご紹介します。
この記事の目次
新潟名物「笹団子」とは?

「笹団子」とは、餡の入ったヨモギ団子を笹の葉で包んだ和菓子です。
材料はもち米、ヨモギ、小豆(餡)。もち米に上新粉を混ぜたものや、こし餡・つぶ餡・くるみ餡など、お店や家庭によって製法や味が異なります。
団子を笹の葉で包み、イグサやスゲで縛ったものを蒸したり煮たりして作られます。
かつて新潟県では、笹団子は農家や各家庭で作られる郷土料理でした。
新潟名物「笹団子」の由来、保存方法

笹団子が誕生した由来には諸説あります。
- 戦国武将・上杉謙信が携帯保存食として考案した
- 上杉謙信の家臣・宇佐美定満が考案した(「北越軍記」による)
- 上杉謙信に仕えた菓子職人が考案した(「北越風土記」による)
- 農民が残った米を団子にして食べていた
- 中国のちまきを参考にして、行事用菓子として作られた
などなど。
いずれも信ぴょう性は定かではありませんが、笹の持つ防腐・殺菌作用、比較的日持ちする餅の特性を生かしたお菓子であると言えます。
直江津「岩野屋」の笹団子にも使われているヨモギ

ヨモギは漢方では「艾葉(がいよう)」という名前で知られています。
漢方では下痢、鼻血、吐血、婦人科に関する止血薬として用いられます。
止血効果のほかに、クロロフィルによる血行促進作用、豊富な鉄分による造血作用、食物繊維による整腸作用があるとされています。
体質によってアレルギーが出る場合がありますので、ヨモギ茶などの摂取量には十分注意し、アレルギーをお持ちの方は摂取する前に医師や薬剤師に相談しましょう。
直江津「岩野屋菓子舗」の笹団子を実食してみた

「岩野屋」さんの笹団子は、一つ一つ手作りの出来立て。
一般な笹団子と比べると、よもぎがより多く使われているのが特徴です。
お団子の緑色が濃く、よもぎの爽やかな香ばしさが、もち米と餡の自然な甘みを引き立たせます。
つぶあんは程よい甘さ。甘党でなくてもぺろりと食べれます。
「岩野屋さんの笹団子がおいしいと聞いたのだけど、どこにあるの?」とよく尋ねられる、地元では有名なお店です。
直江津「岩野屋菓子舗」のアクセス、営業時間
〒942-0011 新潟県上越市港町1丁目2−8
JR・えちごトキめき鉄道「直江津駅」から車で7分