プールとサングラス

こんにちは、いちご薬局スタッフです!

皆さん、日焼け対策はしっかりできていますか?

日焼け止めを塗る時は、SPF値やPA値が高ければ高いほどよいと思っていませんか?

日焼け止めを誤った方法で使用したり、肌に合わないものを使用して肌荒れを引き起こすこともあります。

手遅れになる前に「正しい紫外線対策」を一緒におさらいしましょう!

▼ この記事の目次

どうして日焼けは良くないの?

帽子とサングラス

日焼けは「軽いやけど」と同じです。日焼けにより皮膚の細胞が傷つくと、皮膚のバリア機能が低下して肌の角層に水分を保持することができなくなります。

バリア機能低下により皮膚が乾燥すると、しみ・シワなど皮膚の老化、湿疹や蕁麻疹などの皮膚疾患につながる恐れがあります。

またダメージを受けた皮膚を放置したり、乾燥が進行することでウイルスや細菌の侵入による炎症を起こすこともあります。

赤くなる人と黒くなる人の違いは?

肌が黒く焼けるのは「メラニン」が多いから。

メラニンは紫外線を吸収し、肌の細胞ががん化するのを防ぐ働きがあります。つまり、メラニンが多い人は光老化や紫外線の刺激から肌を守る力が強いと言えます。

皮膚がんを起こす仕組み
環境省『紫外線環境保健マニュアル2015「紫外線の皮膚への影響」』

では、肌が赤くなる人の場合はどうでしょうか?

日焼けで肌が赤くなる人は、遺伝や体質によってメラニンを作る能力が低いと言われています。そのため、わずかな紫外線でも炎症を起こしやすく、皮膚がんのリスクも高まります。

もちろん、肌が赤くならない人も紫外線対策は重要です。

メラニンはしみやそばかすの原因となるほか、紫外線は目や毛髪にもダメージを与えます。屋外で活動するときはサングラスや帽子を着用しましょう。

参考:環境省環境保健部環境安全課『紫外線環境保健マニュアル2015「紫外線による健康影響」』

SPF・PAの目安&シーン別の選び方

SPFとは?

SPFはUV−B(紫外線B波)に対する防止効果を示します。UV-Bは肌が赤くなる日焼けの原因となる紫外線のことです。

一般的に日焼けは、紫外線を浴びてから20分~30分程度で起こると言われます。

SPFの値は、「日焼けが始まるまでの時間を何倍遅らせることができるか」を示します。SPF30や50といった数値で表され、数値が大きいほどUV-Bの防止力が高まります。

例えば、SPF30とSPF40の場合ですと

  • SPF30➡︎20〜30分×30=10〜15時間
  • SPF40➡︎20〜30分×40=13〜20時間

の時間は日焼けを防ぐことができるというわけです。

PAとは?

PAはPA+〜PA+++++の5段階があります。「+」の数が多いほどUV-A(紫外線A波)による日焼け防止力が高まります。

UV-Aは、日差しを浴びた後に肌を黒くする紫外線のこと。UV-Aがメラニン色素をつくる色素細胞(メラノサイト)を刺激することで、シミや色素沈着の原因となります。

UV-Aの30〜50%は皮膚の奥深くにある真皮に到達します。これにより真皮の弾性繊維が破壊され、シワやたるみなど肌の老化を引き起こします。

日常生活で降り注ぐ紫外線対策には「PAの+が多いもの」を、屋外レジャーやスポーツでの紫外線対策には「SPF値が高いもの」と覚えると良いでしょう。

お肌に合った日焼け止めを選ぶ

パウダーコンパクト

全ての人において、SPAやPAの数値が高ければ高いほど良い、というわけではありません。

敏感肌や乾燥肌の場合、強力な日焼け止めが肌荒れや炎症の原因となることもあります。肌が弱い方はジェルタイプや低刺激性の日焼け止めを選びましょう。

べたつきが気になる場合は、スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めもおすすめです。

また、日焼け止めの洗い残しは肌荒れの原因になります。ウォータープルーフの日焼け止めを使用した後は、過度に肌を擦らないように注意し、顔・体を洗った後は丁寧な保湿を心がけましょう。

一度開封した日焼け止めは酸化や劣化が進みます。開封後はワンシーズンまたは1年以内に使い切るようにしましょう。

参考:日本化粧品工業連合会「紫外線防止用化粧品を正しく選びましょう」

日焼け止めは2~3時間おきに塗り直す

しっかりと塗った日焼け止めも、時間が経過すると汗や皮脂とともに落ちてしまいます。

日焼け止めは2~3時間おきに塗り直すことが大切です。スプレータイプなら面倒な塗り直しも手軽にできます。

日焼け止めの正しい塗り方

【顔に塗る場合】

①液状タイプは1円玉2枚分、クリームタイプはパール粒2つ分程度の量を手に取る

②少量ずつ「点置き」して、塗り残しのないようムラなく広げる

③2〜3時間毎に塗り直す

【手足に塗る場合】

①直線を描くように肌の上に日焼け止めを出す

②塗り残しのないようムラなく広げる(腕の内側、首裏なども忘れずに)

③2~3時間毎に塗り直す

※参考:環境省『紫外線環境保健マニュアル2015「第3章 紫外線による影響を防ぐためには」』

日焼けのアフターケア①肌を冷やす

保冷剤

日焼けから72時間以内が肌再生のカギと言われています。

日焼けは「やけど」と同じ状態。まずは冷水に浸したタオルや、保冷剤をハンカチでくるんだもので肌表面を冷やします。

日焼け当日だけではなく、赤みが引くまで数日間は肌のクールダウンに努めましょう。

日焼けのアフターケア②たっぷり保湿する

化粧水を手に取る

日焼け後の肌は、バリア機能が弱まり脱水状態になっています。赤みや痛みが落ち着いたら、肌に残っている汗や日焼け止めを石鹸でやさしく落とし、丁寧に保湿します。

保湿には、化学物質や過剰な美容成分が配合されていない低刺激性の化粧水やジェルが望ましいです。

エタノールやアルコールが入ったものはヒリヒリと痛みを生じることもありますので注意しましょう。

日焼けのアフターケア③水分補給&ビタミン補給

まな板とフルーツ

日焼け後は肌表面だけでなく、体の内側からケアすることが大切。脱水状態になったお肌に水分を行きわたらせるため、毎日こまめな水分補給を心がけましょう。

肌の再生・回復にはビタミンなどの栄養素が欠かせません。中でも、ビタミンCは抗酸化作用や肌の潤いを保つ働きがあります。

また、皮膚や髪を健康に保つ働きがあるビタミンB群・ビタミンA・ビタミンEも積極的に摂りたい栄養素です。サプリメントやビタミンドリンクで効率よく補いましょう。

いかがでしたか?

最近は子ども用や男性用日焼け止めも販売されています。レジャーやお出かけの際には、家族みんなで日焼け対策を行うようにしましょう!