こんにちは、カワセミ薬局です!

今までこのブログで、「薬剤師の仕事は、薬局内での調剤業務以外にもたくさんあります」とお話してきました。

薬剤師はお薬の専門家として、お薬の正しい使い方や危険性などを啓蒙する役割があります。例えば、学校で活動する学校薬剤師や、地域施設での講演会もその一例です。

今回は、薬剤師の講演会についてご紹介したいと思います。

薬剤師による子どものキャリア教育支援

先日、新潟県立教育センター主催のキャリア教育連携促進事業『学ぼう新潟の知恵』に講師として参加いたしました。

この事業は、さまざまな職業の仕事内容や働くことの意義への理解を深め、将来の夢や目標に向けて、子どもたちのキャリア教育を支援するものです。

今回は、薬剤師の仕事内容について講演を行いました。

薬剤師の仕事はどういうものか、どうすれば薬剤師になれるのか、など多義に渡ってお話ししました。

最近は薬剤師が主人公の漫画が人気になったこともあり、「薬剤師」という職業自体に興味を持つ子どもも増えているようです。

薬剤師の仕事について知ろう!

薬剤師と言っても、病院や調剤薬局で勤務したり、ドラッグストアで勤務したり、製薬会社で勤務したりと様々な働き方があります。

「薬剤師=薬を調剤する」というイメージが強いので、調剤以外にも幅広い薬剤師業務があるという話から始めます。

スライドや動画を用いて紹介しますが、なかでも、以前このブログでも紹介した「散剤自動分包機」や「水剤の自動分注機」といった調剤支援ロボットに児童たちは興味津々。

講演会では聞き手(参加者)の皆さんが何を知りたいか?何に興味があるか?をとらえて、年齢層などに合わせて内容を変えることが大切です。

薬剤師の仕事を実演してみよう!

スライドや動画だけではなく、実際に調剤する様子もお見せします。

今回は薬品を量り取り(と言っても重曹とクエン酸ですが)、自前の乳鉢と乳棒を用いて混ぜ合わせ、水を加えて炭酸水を作りました。

自分や担任の先生にも味見して頂き、「あぁ美味しい!」と言ってみたり(実際には少ししょっぱい)

絵の具を軟膏に見立てて、プラ板で即席軟膏板を作り、混ぜ合わせて色が変わることろから、さっと軟膏つぼに入れるところまでを見せたりもします。

実演をみた児童の皆さんから、わぁっと歓声が上がりました!

「未来の薬剤師」を育てるのも薬剤師の仕事

「みんなが知ってるこの人も薬剤師かも?」なんて例え話もしました。

アンサングシンデレラに出ていた葵みどりは、設定が薬剤師なので「あぁ~」と納得。

おとぎ話のシンデレラに出てくる、りんごを渡してくれたおばあさんには「へぇ~?」と不思議そう。

鬼滅の刃に登場する、蟲柱の胡蝶しのぶには「うわぁ~!」と大歓声が上がりました。やっぱり鬼滅の刃の話題は一番盛り上がります。

最後の質問タイムでは、

「どれくらいの薬を扱うのですか?」「毒はあつかいますか?」

といった薬剤師の仕事にまつわる質問から、

「やりがいはありますか?」

「目標に向けて努力する時はどうすればよいですか?」

「人生で辛いと感じたら、どうしていますか?」

など、ちょっと哲学的だったり、返答に少し時間がかかる質問も飛び出しました。

講演後に先生方から「子どもたちがあんな質問をするなんて、考えてもいませんでした。」と驚かれたほど。

薬局の外での講演は大変なこともありますが、普段、薬局で働くことが当たり前になると気づかないことに気づけたり、薬剤師としてのやりがいを更に感じることができます。

薬剤師の役割や意義は何であるか、子どもたちに教えるようで逆にこちらが教わることも多くあります。

このような貴重な経験をさせて下さった、学校や子どもたちに感謝しています。

薬剤師を目指している学生の皆さんも、地域の皆さんに笑顔を届けられるように、毎日の研鑽を積み重ねてくださいね!